今回のPCゲームレビューは『ニードフォースピード ヒート』(Need for Speed Heat)です。
日本語対応。
EA Play(Xboxゲームパス)対応ゲーム。
ストーリーは独立した物語で過去作の続編ではない。シリーズ初見でも安心です。
グラフィックはコンソール違いやPC性能など、それぞれ違うのでこの記事では触れません。
とにかく警察の追跡が強力なのが特徴です。
個人的オススメ度6.5点(10点満点)
6.5点の理由
最高┃オススメ┃普通┃微妙┃ヤメテ
- ストーリーあり。
- 外装のカスタム超充実。
- マルチプレイはクロスプレイ対応。
- 不特定多数とオンライン対戦するには向かない。
- 難易度変更可。
- 主人公はアバター。
- コントローラーの配置変更不可。
- とにかく警察強すぎ。
- 運転席視点なし。
- MTあり。
クリア時間目安 | 10~20時間 |
クリア難易度 | 普通 |
発売日 | 2019年11月 |
開発元 | Ghost Games |
発売元 | Electronic Arts |
ジャンル | オープンワールド・レースゲーム |
Xboxゲームパス対応状況 | EA Plyaにて対応 |
Xboxゲームパスに追加された日 |
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ニードフォースピード ヒート 世間の評価&対応コンソール
世間の評価はやや好評な感じ
ポイント
Steamの評価
最近のレビュー→やや好評(1329件中78%好評)
全てのレビュー→非常に好評(24232件中84%好評)
Metacritic
PC版
メタスコア→72
ユーザースコア→5.5
PS4版
メタスコア→72
ユーザースコア→6.1
Xbox one版
メタスコア→74
ユーザースコア→6.5
3つのコンソールに対応
PC・PS4・Xbox oneから発売中。
EA Play対応(XboxゲームパスでもOK)
EA PLAYではDeluxe Editionがプレイ可能。
ニードフォースピード ヒートはどんなゲーム?
昼と夜を切り替えレースを戦う・ストーリーあり・オープンワールドレースゲーム
「Need for Speed Heat」の舞台はネオンが輝く架空都市「パームシティ」
ロケーションは街が中心だが郊外には港や峠もある。
マップの広さは狭い~普通(他のオープンワールドレースゲーム比)
ファストトラベル(瞬間移動)が可能で隠れ家・パーツショップ・カーディーラーに移動可能。(追われている時は不可)
レースゲームとしてはカジュアル志向(非現実のゲーム挙動)に分類されます。
他車との接触はあたりまえ。ブーストやジャンプ台で大ジャンプなどゲームならではのアクションを楽しめます。
常時オンライン接続かオフラインでプレイするか選択可能。
登場車種は130以上。
主人公は12のアバターから選択できます。
アバターの服や髪型などはキャッシュで購入することで変更可能。
昼間は合法レースでキャッシュを稼ぎ、夜は違法レースで名声を稼ぎます。
昼と夜でレースの特徴が多少異なるが、やることは同じレースに勝利すればいい。
警察は昼と夜では強さがまったく違う。
昼はパトカーに接触しない限り警察は追跡してこない。
しかし夜はレースをすると自動的に追跡度が上がるので目視されるだけで追跡が開始されてしまう。
そして追跡ではパトカーのありえない速さと強さを体感することになるだろう。
パトカーだけでなく警戒レベルが上がると装甲車・スパイクベルト・ヘリなどあらゆる手を使って捕まえに来る。
ストーリー進行には名声が必要
ゲームの流れは単純でストーリーイベントをクリアして次のイベントを発生させます。
ストーリーイベントは一定の名声レベルでなくては受けられないので、夜のレースイベントで名声を稼ぐ。
名声は夜のレースをプレイして稼ぎ、その後無事に隠れ家に戻ると獲得できます。
隠れ家に戻った時点の警察の警戒レベルによって貰えるポイントが違う。
1レースごとに隠れ家に戻りチマチマ稼ぐのもよし。
数レースしてポイントを多く稼ぎ、さらに警戒レベルを上げ大量ポイントを狙うもよし。
しかし隠れ家に戻る前に警察に捕まるとポイントは没収され罰金を科されるので、判断の難しいところでもあります。
名声レベルが上がると購入できる改造パーツや購入できる車種が増える。
逆を言えば昼のレースばかりプレイしてお金を増やしても、名声が上がらないので車を強くできないしストーリも進みません。
昼と夜、両方のレースをバランス良くプレイすることが必要です。
イベントのバリエーションは多くない
Need for Speed Heatではレースイベントの種類は少ない。
- スプリントバトル→決められたルートを走りゴールを目指す。
- サーキットバトル→周回コースを走る。
- オフロードレース→オフロードのみのコースを走る。
- ドリフトトライアル→ドリフト走行で目標ポイントを稼ぐ。
- タイムトライアル→固定ルートで最速タイムを目指す。
以上の5種類しかありません。
スプリント・サーキット・オフロードでは自分を含め6~12人でのバトル。
トライアルは自分一人での走行となります。
タイマン勝負や集団ドリフトなど過去作にあったイベントがないのは寂しい。
外装カスタムは超充実・セッティングは最低限可能
外装カスタムは本当に充実しています。
エアロ・ホイル・カラーリング・ラッピング・ネオンなどは当然可能。
さらにマフラーの排気音やアフターファイヤーの色・タイヤスモークの色までも変更可能です。
セッティングは装着するチューニングパーツの種類によって車の方向性を変更することが可能です。
ドリフト向け・レース向け・オフロード向けなどパーツが分かれています。
また本作ではライブチューニングで大まかなハンドリングを変更可能なのも特徴的です。
違う車種にも取り付け可能だよ。
オンライン人口=まだ結構いる
2021年10月のオンライン状況
本作では常時オンライン接続を選択すると同一マップ上にオンラインプレイヤーが登場。
お互いに干渉することが可能。
同一マップに16人が接続しますが、大体16人フルでマッチングします。
クロスプレイ対応なので異なるコンソール同士でもマッチングします。
今のところ、人口は確保されている印象です。
ニードフォースピード ヒートの良かった所
エンジンスワップ実装により初期車でもクリア可能
今までのレースゲームの場合、初期に貰った車や序盤で購入できる車は改造しても限界値があり中盤以降は遅すぎて使えませんでした。
しかし本作ではエンジンスワップが可能になり初期の車でも大幅に速さを上げることが可能です。
外装のカスタム項目が多すぎてすごい
エアロパーツ・ホイール・塗装などは当然の如く細かくカスタム可能。
タイヤスモークの色・アンダーネオンの色なども変更できます。
さらに本作ではマフラーの排気音やアフターファイヤーの色など通常では考えられない箇所までカスタムOK!
ニードフォースピード ヒートの不満点
ストーリーの内容が薄く、登場人物に魅力を感じない
ストーリーが薄くすぐに終わってしまいます。
内容もハッキリ言ってしょーもない話です。
本作の主人公はアバターを自分で選びます。
しかしこのアバターがどれも微妙なビジュアルで感情移入できませんでした。
主人公をアバターにしたのは失敗だったと思います。
また登場するキャラクターもみんな没個性でお気に入りのキャラクターもできませんでした。
警察強すぎ問題
ニードフォースピードシリーズの中でも警察の強さは最強レベルです。
自分の車が遅い段階では、普通に走ってスピードで振り切るのはまず無理です。
車が速くなってからでも警戒レベルが上がるといきなりパトカーが出現したり、無限にパトカーが出現するのでかなり大変です。
本作の耐久度メーターは通常の接触(200キロ以上で他車と正面衝突)ではほぼ減りません。
しかしパトカーに後ろから小突かれただけで結構減る謎仕様。
そのためパトカー複数台に囲まれるとあっという間に耐久値0がよくあります。
不特定多数の人とオンライン対戦する方法がない
本作ではフレンド以外とレースで対戦するのがかなり困難です。
オンライン状態で同一マップにオンラインプレイヤーが表示され干渉もできます。
しかし過去作の様にマップ上で直接対戦を申し込むことは不可能です。
またオンライン対戦をしたい人が特定の場所に集まってレースをする仕組みなどもありません。
(一応各イベントで他の人と一緒にプレイできる。しかし見ず知らずの人が付き合ってくれる確率はかなり低い)
不特定多数の人とオンラインレースを期待する人にはこのゲームは向きません。
プレイ後の感想とまとめ
「Need for Speed Heat」をプレイ後の素直な感想は
ニードフォースピードシリーズでは最新作だが過去作と比べて特別良い所はないと感じました。
初期に登場する車でも最後まで戦えるのはうれしい。
外装カスタムはとても魅力的。
ストーリーは内容薄く、キャラに魅力なし。
警察が強力過ぎる。
オンライン対戦要素が少ない。
こんな方におすすめ
レースゲーム好きの方。
ニードースピードシリーズ好きの方。
オープンワールドレースゲームとしては平均点以上のデキ。
レースゲームが好きなら楽しめる。
こんな方にはおすすめしません
不特定多数とオンライン対戦がしたい方。
フレンド以外の人と集まってレースするシステムがない。
見知らぬ人とたくさん対戦したい人はこのゲームは向かないです。
『ニードフォースピード』シリーズのおすすめ紹介。各作品の特徴もあり。
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今回のレビューはこれにて終了です。ありがとうございました。
だけど普通に楽しめはしたよ