この記事ではClair Obscur: Expedition 33(エクスペディション33) のレビュー&評価&感想を記載しています。
ストーリーのネタバレはありません。

ゲームクリア後にこの記事を書きました。

この記事を読んでわかること。
- エクスペディション33の基本情報
- 良かったポイント
- 微妙なポイント
- クリアした人の率直な評価・感想

個人的オススメ度8.0点(10点満点)
8.0点の理由
最高┃オススメ┃普通┃微妙┃ヤメテ
- RPGとしての総合点は高い
- JRPGリスペクトのフランス産RPG
- 美しいグラフィック
- 大人向けの作品
- ベル・エポックのフランスがモチーフの世界観
- ストーリーを完全に理解するのは結構大変
- 音楽が文句なしに良い
- パリィ等の戦闘システムは好みが分かれる
- 日本語吹き替えがない
- ダンジョンマップが入り組んでいて苦痛を感じる
- 数あるバフを組み合わせてビルドを組んでキャラを強化できる
| クリア時間目安 | 25~35時間 |
| クリア難易度 | 普通 |
| 発売日 | 2025年4月 |
| 開発元 | Sandfall Interactive |
| 発売元 | Kepler Interactive |
| ジャンル | コマンド式RPG |
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Clair Obscur: Expedition 33の基本情報

JRPGリスペクトのフランス産RPG
ベル・エポック(19世紀末~1914年まで)時代に着想を得た、幻想的な世界が舞台。
JRPGにインスピレーションを受けたフランス製RPGです。
三人称視点のターン制ロールプレイングゲーム。
「美しいグラフィックス」「コマンドとタイミングアクションが融合した戦闘」が魅力のRPGです。
大人向けのストーリー
呪いの数字が浮かび、今年も人が消滅する。
年に一度「ペイントレス」が目覚め、モノリスに数字が浮かぶ。それは呪いの数字。
その数字の年齢を超える人は消滅してしまう。
年々数字は小さくなり今「33」
ペイントレスを倒し悲劇を止めるため、第33遠征隊が旅立つ。
個人的なストーリーの感想(ネタバレなし)
個人的な感想としては、可もなく不可もなしといった感じです。
特別に素晴らしいストーリーだとは思いませんでした。
しかし、面白くないという感じでもありません。
表面上のストーリー内容はムービーシーンをしっかりと見れば、なんとなく理解できます。
ですが、しっかりとストーリー内容を理解しようとすると、少し大変だと思います。
コマンド式&タイミングアクションの融合バトル

スキルを使用する際のアクション
Expedition 33は伝統的な日本式ターン制コマンドバトルを基礎に、タイミングアクションを取り入れています。
攻撃のスキル使用時、相手攻撃のヒット時にタイミング良くボタンを押すことで、スキル成功や回避&パリィができる。
特に攻略に重要となるのは、相手の攻撃ヒット時にタイミング良く任意のボタンを押すことで成功する回避、パリィ、ジャンプ回避です。
単調になりがちなターン制コマンドバトルと、このシステムを組み合わせることで、緊張感のある戦闘が展開されます。
回避やパリィの難易度について
回避やパリィは敵のモーションをよく見て、ヒットする瞬間にタイミング良くボタンを押すことが必要。
敵によってタイミングが違い、当たり前のようにフェイントやタイミングずらしのモーションがあります。
ゲームの難易度を最低にすることで、タイミングの余地は広がりますが完全オートにはなりません。

しかし、回避やパリィがあまり出来なくともストーリーをクリアするだけなら問題はないです。
多数あるバフ・スキル・武器でビルド組める

ルミナは数多くある。
登場するキャラクターそれぞれに固有のスキル&武器が設定されています。
さらにルミナと呼ばれるバフを複数組み合わせることで、自分好みの戦略で戦うことが可能。
各武器にも固有の能力があり、ルミナと組み合わせることで、幅広い戦闘スタイルを選ぶことが可能です。
良かった点
キャラクターがビジュアルが良い

最近、欧米のゲームでは総じてキャラクタービジュアルをわざと微妙にする場合が多いです。
しかし、本作のキャラクターは美形に描かれていて、日本人の感性からみても違和感がないと思います。
洋ゲー特有のビジュアルが苦手な方でも、本作は違和感なく物語に感情移入できます。
音楽が良い
ゲームの音楽が全体的に良いと感じました。
普段のゲームではあまり音楽は意識しない方なのですが、本作は本当に音楽が素晴らしいです。
物語の雰囲気にマッチした音楽がゲームを上手く盛り上げています。
世間の評価でも、本作の音楽は高評価が多いです。
個性豊かなボス多数
Expedition 33には多くのボスが登場します。
ストーリー以外にも任意で戦えるボスが多数設置されています。
このボスがそれぞれ個性的で戦闘が面白いです。
隠しボス的な、かなり強力なボスもいるので、やりこみが好きな方も楽しめると思います。
戦闘のリトライが簡単
本作では強力なボスが多数出現するため戦闘で全滅することも多いです。
ですが、本作ではリトライが親切設計になっており、セーブ地点に戻されるのではなく、すぐに戦闘をやり直せます。
そのためボス戦で負けても、やり直すために何度も同じ道を往復する必要がないため、時間が無駄にならずに快適でした。
大ダメージの爽快感

ゲーム後半では大ダメージも可能。
Expedition 33はバフをうまく複数組み合わせることで、大幅な攻撃力のアップが可能です。
特にゲーム終盤にはレベルも上がり、強力なバフも手にはいるため、一撃で数百万ダメージも可能となります。
様々なバフを組み合わせて大ダメージを与えられるようになると、かなり爽快な戦闘となります。
最終的にはボスでも一撃で撃破が出来たりします。
グラフィックがとにかく綺麗

ベル・エポック(19世紀末~1914年まで)時代とファンタジー感が上手く合体した世界感はビジュアルが最高です。
荒廃した雰囲気&ファンタジー感が美しく表現されていて、遠方の背景なども美しいグラフィックで表現されている感じは感動ものです。
しかし、PCで高画質でプレイするためには、そこそこのスペックが必要となるのが注意点です。
微妙な点
ダンジョンマップで迷う
本作最大の不満点です。
ダンジョンマップが複雑で迷います。
ミニマップもなく、マップが立体的なので自分がどこから来たのか、油断するとすぐに見失います。
マップの数か所にチェックポイントがあり、そこをファストトラベルで移動できる点は大変に便利でいいのです。
しかし、その便利さを差し引いても、迷ってしまうストレスが大きかった。
ダンジョンマップをさくさく進めたい人にとっては、合わないゲームだと思います。

日本語吹き替えなし

残念ながら日本語吹き替えには対応していません。
※インターフェース&字幕は日本語対応です。
吹き替えは英語とフランス語のみです。
ムービーも長く、セリフも結構多い本作。
字幕を読むのが苦手な方は大変かもしれません。
一部キャラの固有能力がよく分からない
各キャラにはそれぞれ固有の能力があります。
しかし、一部のキャラの能力の使い方が、最後までよくわかりませんでした。
一応仲間になった時に簡単なチュートリアルがあるのですが、あまりに説明が簡素過ぎました。
その固有能力を使いこなせなくとも、普通にクリアはできたのですが、なんか最後までモヤモヤした気分でした。
終盤はムービーが長い

これは人によって評価が分かれると思います。
自分で操作せずに、ムービーを観ている時間が苦痛な方は大変かもしれません。
自分的にはムービーが長いゲームは問題がない方なのですが、最終盤は少しムービーに飽きた感はありました。
まとめ

今回の記事ではClair Obscur: Expedition 33(エクスペディション33) のレビュー&評価&感想を記載しました。
全体的な評価
ゲームの全体的な評価としては
グラフィック&音楽が良く、戦闘も楽しい、大人向けの良作のRPG。
良かった点
- キャラクターがビジュアルが良い
- 音楽が良い
- 個性豊かなボス多数
- 戦闘のリトライが簡単
- 大ダメージの爽快感
- グラフィックがとにかく綺麗
微妙だった点
- ダンジョンマップで迷う
- 日本語吹き替えなし
- 一部キャラの固有能力がよく分からない
- 後半ムービー長め
以上が、実際にクリアした後に感じたClair Obscur: Expedition 33(エクスペディション33)の個人的な感想です。

今回の記事はこれにて終了です。ありがとうございました。
